床田「マジ!!」年俸315%UP2700万円 復活劇からバラ色のオフ

 広島・床田寛樹投手(24)が29日、広島市のマツダスタジアムで契約交渉に臨み、315%アップの2050万増となる年俸2700万円でサインした。17年のトミー・ジョン手術から復帰した今季は25試合の登板で7勝6敗、防御率2・96。来季は規定投球回到達&1軍フル帯同を目標に掲げ、巨人、阪神に加入する新助っ人斬りに意欲を示した。(金額は推定)

 鮮やかな復活を遂げた床田にバラ色のオフが待っていた。今季の年俸650万円から予想を上回る約315%の大幅アップをゲット。カメラのシャッター音が響く会見場で、左腕の笑顔がはじけた。

 「自分が思っている以上に評価していただいたので、すごいうれしかったです。こんなに上がってると思ってなかったのでマジですか…みたいな(笑)」

 安定した投球が評価された。今季は25試合に登板し、7勝6敗、防御率2・96。先発した試合のクオリティースタート(6回自責点3以下)は62・5%とハイアベレージを記録した。鈴木球団本部長からも「先発として規定投球回には少し足りなかったけど、1年間投げてくれた。10勝ぐらいしてもおかしくない内容。ありがたい」と高く評価された。

 来季も助っ人キラーとして他球団の脅威となる。今季セ・リーグの外国人に許した本塁打はわずか1本だけ。一発を警戒し、丁寧に低めを突いた結果が功を奏した。来季は王者巨人にメジャー通算88発のパーラが加入、3位・阪神も同通算92発のボーアと基本合意している。新たな難敵が牙をむくが、マイペース左腕は涼しい顔だ。

 「怖いですけどね。外国人は甘いところに投げたらホームランになる確率が高いので、低めに投げないといけない。意識しすぎてもダメなので、自分のペースで投げたいです」

 1年間、先発ローテを守り抜くため、オフはウエートトレに励むつもりだ。「シーズンの途中に疲れたときは上半身だけで投げていた。下半身を使えるようにしたい」。アップ分ではスーツを購入予定だが、スケールアップを見据えて「ちょっと大きめのを買おうと思います」と笑った。

 「今年は4位になったので…来年は監督も代わりますし、期待に応えられるように、しっかり頑張って、優勝に少しでも貢献できたらと思います」

 来季は大瀬良、ジョンソンと共に先発陣を引っ張る立場。若き左腕がパワーアップして、真価を発揮する。

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