奨成 紅白戦V撃 初マルチ 春季C1軍へ猛アピール打ァ~!

 「広島紅白戦、白組6-2紅組」(10日、日南)

 広島・中村奨成捕手(20)が10日、紅白戦に白組の「2番・捕手」で出場し、決勝打を含む2安打2打点をマークした。今キャンプの紅白戦4試合目にして初の複数安打。残り半分となったキャンプでも、レベルアップとアピールを継続していく。

 日南の地で視線を一身に浴びた。2-2の四回1死二、三塁。中村奨はフルカウントから平岡の内寄り直球を中前へはじき返し、決勝の勝ち越し適時打。「引っ張りにいっていたら、ああいう結果になってなかったと思う。打ち返せたので良かったかなと思います」と声を弾ませた。

 この一打で終わらず、五回1死一、三塁では左前適時打をマーク。凡打の打席の内容も含めて「今日が一番良かった」とうなずく。この試合前までは紅白戦3試合で10打数1安打だったが、初の複数安打で今キャンプを折り返した。

 手応えも上々だ。左腰が浮いて伸び上がる癖や、軸足にしっかり体重を乗せることなどに意識を置きながら示した好結果。「いいものはちょっとずつ出てきているかと思います」。宿舎では紅白戦の映像を見て打撃、守備両面の復習も行う。とことん己と向き合い、成長への日々を過ごしている。

 試合後は、クール最終日恒例のロングティーでバットを振り込んだ。11日の休養日を挟み、12日から残り半分の秋季キャンプ。「しっかりレベルアップできるように、一日一日を大事に練習していきたい」。来年の春季キャンプの1軍切符をつかむためにも、全力で駆け抜ける。

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