一岡 躍動感取り戻す!フォーム形成の秋「ダイナミックさ失わないように」

 「広島秋季キャンプ」(6日、日南)

 広島・一岡竜司投手(28)が、ダイナミックな投球フォームを取り戻しての復活に意欲を示した。理想は回転数が多いキレのある球を投げることで、秋季練習ではフォームの土台作りに励んでいる。今季はコンディション不良もあって33試合の登板にとどまった右腕が、輝きを取り戻す。

 明確な狙いを持って、一岡が腕を振っている。注力するのは躍動感のあるフォームを取り戻すこと。「(下半身の動かし方で)あがいている感じ。方向性は見つかっているので、細かいところを微調整している。無駄な動きを取り除きたいけど、ダイナミックさも失わないように」とうなずいた。

 セットアッパーで迎えた今季はコンディション不良もあり、33試合の登板に終わった。過去2年は59試合に登板。「1年間通して投げられなかった悔しさがある」と率直な思いを語る。

 復活へ向けて、軸となる直球は140キロ台でも、キレのあるものが理想。そのためにも「(下半身のコンディション不良があったが)小さくまとまらないようにしたい」とまずはフォーム形成を重要視する。

 秋季練習では2日に1回をメドにブルペン入り。「今は悩んで良い時期」と2段モーションを試すなど探究心を持つ。5日の投球練習後は簡易型弾道測定器「ラプソード」で球の回転数などをチェック。自身の投球映像も毎日見返している。

 「ブルペンでは一回の集中力が大事」と言う右腕は、来季へ「どこで投げても同じパフォーマンスを出せるメンタルが一番大事」と力を込めた。土台をがっちりと固め、2020年へ向かう。

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