安部 代打V弾、4試合連続ベンチスタートに発奮

 「広島5-4ヤクルト」(21日、マツダスタジアム)

 広島・安部は集中力を研ぎ澄ましていた。代打で登場した同点の八回、ハフの初球を捉えた。大歓声の中、打球はグングン伸びて右中間席に着弾。キャリアハイとなる7号ソロで試合を決めた。

 「初球からしっかり振ろうと思って打席に入りました。入ると思わなかったですが、皆さんの応援のおかげでああいう結果になりました」

 16年5月21日・阪神戦(甲子園)以来、3年ぶりの代打本塁打。相性の良さも背中を押した。試合前時点で左腕のハフに対して、5打数2安打の打率4割。積極的にバットを出した姿が最高の結果を生んだ。

 これまでの悔しさもバットに込めた。今季はサヨナラ本塁打などインパクトの強い活躍を見せているが、打撃に波があり、三塁のレギュラーに定着できていない。最近はメヒアや三好にスタメンを譲るケースが増え、17日・DeNA戦(横浜)から4試合連続ベンチスタート。17年にリーグ4位の打率・310を記録した技術を誇るだけに、もどかしい日々が続いている。

 お立ち台ではレギュラー再奪取へ「僕もそのつもりで練習しています。またその位置に立てるように精進していきたい」と表情を引き締めた。残り27試合。背番号6の存在価値を高めていく。

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