ジョンソン、開幕ピンチ!体の調整が必要…ソフトバンク戦の先発回避

 広島のクリス・ジョンソン投手(34)が23日、コンディション不良のため予定されていたソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)の先発を回避した。球場に姿を見せず詳細も伏せられたが、開幕2戦目の3月30日・巨人戦(マツダ)の先発が濃厚だった中でのアクシデント。開幕ローテにも影響を及ぼしそうな状況となった。

 リーグ4連覇を目指すチームのスタートダッシュへ、緊急事態だ。ジョンソンが開幕前最後のオープン戦登板予定だったソフトバンク戦の舞台・ヤフオクドームに姿を現さなかった。コンディション不良のため先発を回避。代わって九里が先発した。すでに21日には登板予定が変更されていたという。

 故障箇所や状況についての詳細は伏せられたが、松原チーフトレーナーは「体の調整が必要な箇所が出てきた。今日試合に出ることは最良ではないという判断」と説明。「まずは箇所を確認して、しっかりシーズンへ向けて調整するということです」と話した。

 シーズンへ向けて順調に階段を上がっていた。12日の日本ハム戦こそ2回6失点だったが、前回登板の17日・オリックス戦は6回無安打無失点と圧巻の投球を披露。試合後には「これからはイニングを伸ばして体のコンディショニングを上げ、長いイニングを投げられる状態に持っていく」と淡々と話していた。

 だが、開幕まで1週間を切った中で起こったアクシデント。当初開幕戦の大瀬良に続く2戦目の30日・巨人戦(マツダ)での先発が濃厚だった左腕。昨季2桁勝利を挙げた左右の柱を開幕カードで投入し、好スタートを切りたいところだったが厳しい状況となった。

 先発ローテについて佐々岡投手コーチは「(ジョンソンの現状を)まだ見てないから。明日見てから」と話すにとどめたが、組み直しは余儀なくされそうだ。この日、4四死球を与えながらも5回7安打3失点と粘投した九里の開幕ローテ入りについても「いろいろな兼ね合いがまだある」と語った。

 ジョンソンはコンディション次第で、開幕2カード目の中日戦に先発する可能性も残されてはいる。リーグVと日本一へ向けて、16年沢村賞左腕の活躍は不可欠。今はただ軽症であることを祈るばかりだ。

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