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誠也、逆転弾!4番の一撃、侍ライバル・吉田正に負けん

7回、逆転3ランを放つ鈴木(撮影・山口登)  
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 「オープン戦、オリックス2-3広島」(14日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 広島の鈴木誠也外野手(24)がオープン戦3号となる逆転3ランを放った。七回無死一、二塁で左翼席へたたき込んだ。初回にオリックスの4番・吉田正が右翼場外へ先制2ランを放っていたが、負けじと4番として最高の結果を残した形だ。オープン戦は残り8試合。状態を整えてリーグ4連覇を狙う開幕を迎える。

 力強い打球が、100メートル先にある左翼スタンドの芝の上ではずんだ。終盤のリードされた展開で迎えた得点機。鈴木はチームの期待に最高の結果で応えてみせた。オープン戦3号となる3ランは、勝利を呼び込む逆転の一発だ。

 「タイミングが合っていて自分のスイングができた。追い込まれていたので、三振をしない意識だった。長打よりも状況に応じた打撃をしていきたいと思っている」

 0-2の七回無死一、二塁。この日3度目の対戦となった小林の直球を振り抜いた。前2打席は右腕の前に遊ゴロ、一飛。それでも「感じは悪くなかった。ちょっとしたところがズレていたので1つ意識した」。具体的なことは「内緒」と明かさなかったものの、打席の中で確実に修正したことで生まれた逆転弾だ。

 10日のメキシコとの強化試合で侍ジャパンの4番を初めて任され、満塁弾をたたき込んだオリックスの吉田正が、初回に自身の頭上をはるかに越える先制の場外2ランを放った。侍で4番を争う“ライバル”の驚弾だったが、逆転の一発で俺が侍の4番だと言わんばかりの勝負強さを見せつけた。「たまたま(自分が)ああいう場面で回ってきた」と淡々と振り返ったが、存在感を示す一打だった。

 2月の春季キャンプ。侍ジャパンの稲葉監督が日南の天福球場を視察した際に、2020年東京五輪の4番候補に鈴木の名前を挙げた。これに背番号「1」は「他にも(DeNAの)筒香さんや4番でもっと活躍している選手がいる」と話した上で、「その人たちに負けない成績を残して、みんなに認められて4番を打ちたい」と力を込めた。

 自身が追い求めるのは、勝利を呼び込む勝負強い打撃。今季を前に掲げた目標も「打点王」だった。4番の重圧は計り知れないものがあるが、強い自覚を持ちながら打席に立つ毎日。この日、やってのけた仕事に緒方監督は「すごいの一言」と目尻を下げた。

 リーグ4連覇を目指す打線の中で「鈴木」は何にも代えられない存在だ。間もなく迎えるシーズンへ向け、「今のところ大丈夫だと思います」と順調を強調した若き主砲。広島には頼もしい4番がいる。

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