広輔、秋山打法で進化 沖縄初実戦でらしさ全開 ローレンスから左前へ「いい形でいい打球」

 「広島紅白戦、紅組4-1白組」(16日、コザしんきんスタジアム)

 広島・田中広輔内野手(29)が16日、紅白戦に紅組の「1番・遊撃」で出場し、2打数1安打1四球をマークした。昨年の日米野球で西武・秋山に打撃理論を聞き、左肩が突っ込み過ぎないスイングをキャンプでも実行中。紅白戦前のシート打撃では逆方向へ鋭い打球を放つなど、自身初の3割へ着々と準備を進めていく。

 未踏の領域を目指す田中広の両手には、確かな手応えが残っていた。沖縄2次キャンプ初の紅白戦。先頭で迎えた第1打席、新外国人・ローレンスがカウント1-1から投じた119キロのスライダーを、きれいに左前へはじき返した。

 「(状態が)いい悪いという段階ではないけど、いい形でいい打球が飛んでいる。続けていきたい」

 昨年の日米野球で西武・秋山の打撃理論を聞き入った。メインは左肩を早く出さないことへの意識。今キャンプでも「意識しながらやっている」とし、「今は実戦の中でどういう対応ができるかを確認しながらやっている」と説明する。

 自身初の3割へ、課題を克服することで必ず道は開けてくる。紅白戦の前に臨んだシート打撃でも、センターから左方向へ安打性の打球を飛ばした。左肩が突っ込めば逆方向へ強い打球は打てないだけに「いい方向に出てるんじゃないかなと思う」とうなずく。

 全体練習後には室内練習場でティー打撃を繰り返し、フォームを固めた。「結果よりかは今の段階でどういうコンタクトができるか、そういうことを大事にしながらいきたい」。飽くなき向上心を持ち続け、シーズンへと向かっていく。

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