菊池保、茨城バッテリーだっぺ 同郷・会沢に「受けてもらいたい」

 楽天からトレードで移籍した広島の菊池保則投手(29)が18日、廿日市市の大野練習場で行われている合同自主トレで、初めてブルペン入りした。捕手を立たせたまま36球を投げ、順調な仕上がりをアピール。同じ茨城出身の会沢翼捕手(30)と“同郷バッテリー”を組み、勝利に導くことを目標に掲げた。

 力のある球だった。菊池保は捕手を立たせ、直球のみを36球投げた。「引っかけたり同じ球を投げられなかったりした」と反省点を口にしながら、100キロ超の体重が乗り移った重い球は威力十分。受けた長田ブルペン捕手が「質が良い。馬力がある」と驚きを隠せなかったほどだった。

 ベスト体重は「わからない」と苦笑する。だが今後も減量をするつもりはない。「見た目は悪いけど僕はある程度、体重があった方が良い球が行くんです」。過去に体重を減らしたことが影響し球威が衰えた。同じ轍(てつ)は踏まない。

 中継ぎとして起用されるのが濃厚な右腕がシーズンで夢見るのは、茨城出身の会沢との同郷バッテリーだ。常磐大高出身の菊池保、水戸短大付(現水戸啓明)出身の会沢は共に高校から直接プロ入り。「受けてもらいたい。組めたら一番、良いです」と菊池保。16日の合同自主トレ初日には、会沢からサポートを惜しまないと言ってもらった。1学年先輩のミットに全力で投げ込み、勝利を手にしたい思いが強くなった。

 19日もブルペンに入り調整ペースを上げていく。並行して行うセ・リーグ打者の研究にも余念がない。「新人のような気持ち。リーグが違うだけで野球が違う。覚えることがいっぱいあります」。29歳右腕は、広島の地で活躍するための準備を進める。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス