中崎、チーム日本人投手最高年俸 8年連続アップで1億6000万円

 広島・中崎翔太投手(26)が18日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4500万増の1億6000万円(金額推定)でサインした。8年連続アップで投手陣の日本選手最高年俸となった。来季の目標にリーグ4連覇と日本一を掲げ、被本塁打ゼロ、防御率0点台、無敗を宣言。最多セーブのタイトル獲得にも意欲を見せ、4年連続胴上げ投手を目指す。

 中崎の口から自覚と責任感があふれ出た。4500万増となる1億6000万円で一発サイン。高卒8年目のシーズンを終えて、投手陣の日本選手最高年俸に上り詰めた。「しっかりと評価していただきました。たくさん給料をいただいたので、しっかり働かないと。金額以上の、しっかりとしたものを見せないといけない」と表情を引き締めた。

 今季も不動の守護神として、最終回のマウンドに君臨した。68試合の登板で4勝2敗32セーブ、防御率2・71。8月には「周りの方に感謝」と語る節目の通算100セーブも達成し、3年連続の胴上げ投手にもなった。

 シーズン離脱することなく投げ抜いたが、中崎は不満顔だ。防御率は過去2年の1点台から下降し、トップを走っていた最多セーブのタイトルも最終的に逃した。春先に感じていた直球の力強さを持続できず「手応えからもう一押しがなかった」と唇をかむ。

 さらなる高みを目指す来季へ、3つの誓いを立てた。①被本塁打ゼロ②防御率0点台③無敗。これまでも目標に掲げていたが、いずれも未達成。「しっかり何か達成できるように1年間やっていきたい」。今オフも走り込みとトレーニングで鍛え直し、「あと一歩届いていない状況」というタイトル獲得にも意欲を示した。

 ブルペンのリーダーとして、投手陣全体のレベルアップの必要性も痛感している。日本シリーズで敗れたソフトバンクの投手陣は150キロを連発。下手投げ、左殺しなど個性派ぞろいだった。質量ともに圧倒され「悔しいを通り越して、自分に物足りなさを感じた。もっとやらないといけない」と発奮した。

 今オフには結婚も発表。「ずっと野球しかやってこなかったので、やっと人生にきれいな花が咲いてくれたな」と笑った。「すごくサポートしてもらってますし、守っていけるように頑張っていきたい」。来季こそ、無敵の守護神へ-。競争を勝ち抜き、4連覇のマウンドに立つ。

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