石原、東北福祉大先輩・矢野監督率いる阪神を徹底分析

 広島・石原慶幸捕手(39)が15日、広島市内のマックスバリュ千田店広場で行われたトークショーに参加し、積極補強を進める矢野阪神を徹底分析する考えを示した。矢野監督は同じ東北福祉大のOBで、プロではライバルチームでしのぎを削った仲。偉大な先輩に敬意を払うとともに、キャンプからオープン戦にかけて新戦力を丸裸にする。

 巧みなトークで盛り上げたイベント後、ベテラン石原が勝負師の顔に戻った。阪神矢野新監督について「偉大な先輩、すごい方」と尊敬のまなざしを向ける一方、「阪神がどう変わっていくか。どういう野球をするか。また一からだと思う」と鋭い視線を送った。

 今季セ・リーグ最下位に甘んじた阪神が巨人に負けじと積極補強を展開中だ。まずオリックスから通算74勝の西を獲得。さらに前中日ガルシア獲得を目指している。石原もそうした動きをつぶさにチェック。この時期はまだメディアの情報に目を通す程度だが、「キャンプ、オープン戦が始まってくれば、こうかと、分かってくると思う」とうなずいた。

 阪神だけではない。丸、岩隈、ビアヌエバらを獲得した巨人も、大補強した。カープのリーグ4連覇を阻止しようと、他球団が目の色を変えている。「カープも頑張っていかないといけない」と警戒を強めるが、チーム力に自信を見せる。

 「うちの若い選手はしっかりしている。おごりもないし、みんなチャレンジャーだと思ってる。3回優勝を経験しているからね」

 今季限りで新井が現役を引退し、来季からチーム最年長となる。「新井さんは精神的支柱だったから。何ができるか、考えてやっていきたい」。来季不惑を迎える男が、いぶし銀の輝きでチームをまとめ上げる。

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