ドラ6・正随、自慢のパワーで新井ロード歩む!東都の先輩と同じ「開幕1軍」
広島の新人全8選手は9日、広島市内のホテルで10日に行われる新人入団会見に備え、広島入りした。ドラフト6位・正随(しょうずい)優弥外野手(22)=亜大=は、自慢のパワーを生かした打撃で開幕1軍入りを目標に掲げた。
入団会見を翌日に控え、正随は胸を高鳴らせた。ドラフト、指名あいさつ、仮契約…。入団までの課程をすべて終え、広島の背番号「49」のユニホームに袖を通す。待ちに待った晴れの舞台。「実感は湧いてきています」。表情は明るかった。
厳しいプロの世界に飛び込む。目標は明確だ。「開幕1軍に入りたい。遠くに飛ばす打撃は自分の武器。追い込まれるまでは大きいのを狙っていきたい」。大阪桐蔭、亜大で4番を担ってきた。長打力は誰にも負けない自負がある。
来年1月上旬に廿日市市の大野寮に入寮する。現在は亜大のグラウンドで自主トレをする日々だ。打撃のテーマはフォームを固めること。「確率も上げないといけない」。プロの切れ味鋭い球に対応するためバットを振り込んでいる。
「競争を勝ち抜きたい」。一塁も守れるが本職は外野手。丸が国内FA権を行使し巨人に移籍したことで、外野のレギュラーは右翼手の鈴木だけになったが、これを大きなチャンスと捉えている。
今季限りで現役を引退した新井氏とは東都リーグ出身の長距離砲、ドラフト6位など共通点が多い。新井氏は新人で開幕1軍の座をつかみとった。「頑張らないといけない」。偉大な先輩と同じ広島出身のスラッガーは前を向いて言葉をつむいだ。