FA丸、熟考…前夜交渉のG原監督殺し文句に深マル悩み「巨人に新しい血を」

 国内FA権を行使し、24日に巨人と初交渉した広島・丸佳浩外野手(29)が25日、マツダスタジアムを訪れ、熟考して最終結論を出す考えを明かした。前日は都内ホテルで巨人・原辰徳監督(60)から「巨人に新しい血を入れてくれ」と熱く口説かれたという。今後は家族と話し合い、納得の結論を導き出す。

 巨人との初交渉から一夜明けても、結論は出なかった。広島残留か移籍か-。午後2時半頃、マツダスタジアムから姿を見せた丸は「まだ考えています」と苦悩の顔で話した。「早期結論?それは当然(頭に)あります」としたが、リミットは「考えていないです」と、納得するまで熟考する姿勢を強調した。

 前夜は夕方に新幹線で東京入りし、都内ホテルで巨人との初交渉に臨んだ。その席では条件面に加えて環境面など、話題は多岐にわたったようだ。丸自身も疑問点をぶつけ「いろいろ誠意を持ってお話していただきましたし、よりプレーに専念できるように、サポートできる態勢を整えると言っていただきました」と明かした。

 同席した原監督からは「ジャイアンツに新しい血を入れてくれ。カープでやってきた、いいものをジャイアンツに持ち込んでやってもらいたい」と熱い言葉で口説かれた。心に響いたかと問われ「そういうことを言われてうれしいですけど」と丸。殺し文句に悩みはより深まったようだ。

 FA交渉解禁後、19日に広島と再交渉を行い、22日は井口ロッテ、24日は原巨人とそれぞれ都内で交渉した。1週間で2度の広島-東京の往復。激動の日々を過ごし、「(材料は)ある程度はそろったのかなと思います」と語った。3球団との再交渉は「今のところ考えてない。代理人を通して質問なりはあるかもしれないです」と説明。この日は早朝に新幹線で帰広して屋内でトレーニングした。今後は家族とじっくりと話し合うつもりだ。

 「(決め手は)難しい。それぞれいろんなどの選択においても、いろんな考えというか、いろんな方向性があると思うし、僕もそれを知りたいですね」

 この日も報道陣に誠実に対応しながら、悩める心境を吐露した。23日のファン感謝デー、24日の神社参拝に続いて、26日は広島県内で行われる選手会ゴルフコンペに参加する予定だ。慌ただしい日々の中、「自分の人生なので」と熟考を重ねて、納得の結論を導き出す。

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