松山残留宣言 新井&石原の“金言”で貫いたカープ愛

 広島・松山竜平外野手(33)が9日、マツダスタジアムを訪れ、今季取得した国内FA権を行使せず、広島に残留することを宣言した。単年契約で年俸1億円とみられる。来季は尊敬する新井が抜けるが、明るいキャラクターでチームを引っ張っていく。

 松山はスッキリした表情でテレビカメラの前に立った。他球団への移籍か、それとも広島残留か。鯉のアンパンマンは悩んだ末に、カープ愛を貫いた。

 「またカープでやらせてもらうことになりました。やっぱりこのチームがすごく好き。ここでずっとやりたいという気持ちが一番強い。他の球団では考えられないぐらいの一体感がある。後輩からもいじられながら楽しくやれているので」

 プロ11年目でようやく手にした権利。家族からは「あなたの判断に任せる」と決断を委ねられた。「他球団の話を聞いてみたい」と気持ちが揺れ動いた時期もあったが、熱心に耳を傾けてくれた新井と石原の“金言”が、背中を押してくれた。

 先輩2人からは「この球団はすごくいい。絶対残った方がいい。家族のためにもここにいることが一番」と残留を勧められた。球団の誠意も感じた。単年契約と複数年契約の提示を受け、「必要な戦力。絶対に出ていってほしくない」という鈴木球団本部長の言葉も心に響いた。

 ベテランの域に差し掛かり、新井のような存在を理想に掲げる。「僕はプレーや言動で引っ張っていけるタイプじゃないけど、何とかチームの明るさを作っていければ」。後輩からの“イジリ”も歓迎。“生涯カープ”を胸に、来季こそ悲願の日本一を目指す。

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