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西川千金打!土壇場九回3点差追いついた 4日「M点灯」へ前進ドロー

 9回、同点となる2点適時打を放つ西川。投手・ドリス(撮影・北村雅宏)
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 「広島5-5阪神」(3日、マツダスタジアム)

 勝ちに等しいドローだ。広島は3点を追う九回、1点を返し、なお1死一、三塁で、代打・西川龍馬内野手(22)が中前に2点タイムリーを放ち同点に追いついた。延長十二回、5-5で引き分けたが、4日のDeNA戦(横浜)に勝てば、阪神の勝敗次第でマジック「35」か「36」が点灯する。このまま一気に突っ走る!

 真っ赤に染まる球場が一つになった。土壇場で首位の底力を発揮した。一気呵成(かせい)に攻めて守護神・ドリスを捉える。最後は代打・西川が中前へ2点適時打。「負けなかったのは良かった。抑え投手を打ち同点になったのは良かった」。試合を振り振り出しに戻す一打を決めた。

 2-5の九回だ。40歳の激走で打線に火が付いた。二遊間への当たりに、新井が歯を食いしばって一塁へ全力疾走。二塁内野安打を勝ち取った。エルドレッドが中前にポトリと落としてつなぐと代打・松山が低めのフォークをはじき返す技ありの右前適時打で、2点差に詰め寄った。

 なおも1死一、三塁で切り札の西川が打席に立つ。ファウルで粘ると7球目だ。高めに浮いた155キロの直球を中前へと運んだ。

 「追い込まれていたし、普段はしないようなことをしました。つり球とか低めの球を振らないように、そして甘い球を打てたら良いと思って」

 バットを普段より短く持ち、コンパクトにスイング。代走・野間の一塁からの好走塁もあり一気に2点をもたらした。「勝ちに等しい引き分け。一丸となって阪神の勝ちを引き分けにしてくれた」。緒方監督も全員野球に目尻を下げた。

 これで西川の今季代打成績は30打数13安打11打点で、打率は驚異の・433を誇る。極限まで集中力を高めた打撃は、チームを何度も救ってきた。「打席の中では、何も考えず自分のスイングするだけ」。どんな場面でも自然体を貫ける強さが、結果を生んでいる。

 1勝2敗だった7月4~6の巨人戦(マツダ)以来、7カード連続で同一カード3連戦の負け越しはない。セ・リーグの中で最も西に位置し、移動距離も長い。暑さが厳しさを増す夏場でもコンディションを保ち、ナイター時は、午後1時から西川を含め若手選手は早出特打を行う。コツコツと積み重ねる一振りも選手層を厚くしてきた。

 4日からは、横浜でのDeNA戦に臨む。勝てば、阪神の勝敗次第で優勝マジック「35」か「36」が点灯する。「与えられたチャンスを、気を抜かずものにしていきたい」。西川の強い気持ちがチームを着実に前に進めていく。

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