広島ナインに動揺なし 大谷と増井のチェンジ「誰が相手でも一緒」

バッグを手に帰広する広島・新井貴浩=北海道・新千歳空港
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 SMBC日本シリーズ2016の第6戦(マツダ)の予告先発が発表され、広島・野村、日本ハム・増井の対決が決まった。

 大方の予想を覆して日本ハムは、大谷と増井の登板順を変更。中5日で登板する増井を前に、広島ナインに動揺は全くなかった。前回23日の対戦では4得点を奪ってKO。1番・遊撃で出場が確実な田中は「誰が相手でも一緒です。勝たないといけない。勝つしかないし、やるしかない」と気を引き締める。

 新井も同様だ。「一緒、一緒。やることは変わらない。必死になってやるだけ。それしかない」と前を向いた。札幌ドームで3連敗を喫しただけに、32年ぶりの日本一は2連勝が絶対条件。不利な状況ではあるが広島には、ホームで戦うアドバンテージがある。22、23日の第1、2戦は勝利。真っ赤に染まるスタンドの大声援を背に、戦える利点がある。

 スタメン出場が予想される松山は、マツダでマシン打撃に専念。映像を見てフォームを修正しながら、400球近く打ち込んだという。「もうやるしかないと思っている。自分のバッティングを、自信持ってやっていくしかない」。選手らは一様に、緊迫感を漂わせながら帰路に着いた。また、これによって、第7戦までもつれ込めば、「黒田-大谷」の直接対決が予想される。「勝って最終決戦を」-と、ナインは静かに闘志を燃やしている。

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