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天谷サヨナラ!打率低迷開き直った

 「広島7-6ヤクルト」(19日、マツダスタジアム)

 広島が今季初のサヨナラ勝ち。2位へと浮上した。6-6で迎えた延長十回、1死一、二塁から天谷宗一郎外野手(32)が左越えにサヨナラ打を放った。先制を許しながらも逆転し、再びリードを許しながらも延長戦へ持ち込み、粘り勝ち。投打が一丸となって勝利を手繰り寄せた。

 最高の笑顔がはじけた。ナインにもみくちゃにされても、水をかけられてもおかまいなしだ。今季初となるサヨナラ勝利。殊勲打を放った天谷が、グラウンドの中心で両手を高々と天に突き上げた。

 「後ろに広輔(田中)がいるので、三振してもいいくらい、楽な気持ちで打席に立った。良かったです」

 6-6の延長十回1死一、二塁。フルカウントから外角高めの直球を迷わず振り抜いた。打球は左翼線の内側へポトリ。二塁から鈴木がサヨナラとなる本塁を駆け抜けた。

 最近は途中出場が多く、5試合連続で無安打。打率は・200だった。打席前にスコアボードに表示されていた自分の打率を目にして「笑っちゃいそうになった」。開き直った。無心でバットを振ることだけに集中した。

 緒方監督の決断も勝利への道を切り開いた。四回だ。大引に左中間突破の適時二塁打を浴び3-4。さらに1死二、三塁となったところで戸田にスイッチした。1点を失い4-6となった六回途中からは、勝利の方程式を惜しみなく投入した。2死一塁から送り出したヘーゲンズは後続を抑え、続く七回も無失点で抑えた。

 新井の三塁適時内野安打など6-6となった直後の八回はジャクソンだ。九回も守護神の中崎を送り込み、勝利への執念をみせた。チーム一丸でつかみ取ったサヨナラ勝利で、5カードぶりとなる同一カード勝ち越しに成功。指揮官は「ナイスゲーム!」と目尻を下げた。

 田中、菊池、丸の若手組。そして新井、石原のベテラン組がチームを引っ張ってきた。中堅組も負けてはいられない。天谷は「新井さん石原さんが老体にムチを打って頑張っている。小窪や松山とか僕たちが何とかしたいと思っている」と力を込めた。

 20日からは甲子園に乗り込み阪神3連戦だ。「きょうの勝ちをつなげたい」とヒーローはキッパリ。20日の先発は故障から復帰する黒田。右腕をチーム一丸で後押しする。

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