福井5失点KOで2軍 鯉投ローテ再編へ

 「広島1-7DeNA」(8日、マツダスタジアム)

 うつむきながらベンチに下がる姿が全てを物語っていた。広島・福井が3戦連続の“背信投球”。今季最短3回2/3、5失点でマウンドを降り、試合後、2軍降格が決まった。

 試合開始直後からボール球を7球連発。いきなり2者連続四球で一、二塁とし、1死後、ロペスに左翼席へ先制3ランを食らった。四回には2死二、三塁から倉本に右翼線へ2点適時二塁打を浴びて降板。試合後は報道陣の問いかけにも口を閉ざし球場を後にした。

 緒方監督は「今年は軸として回ってほしいとずっと思っていたけれど、こういう結果が続いている。本人もそうだろうけど我々としても非常に残念」と厳しい表情を浮かべた。

 4月24日の阪神戦は7回6失点で今季初黒星を喫し、1日の中日戦では4回0/3で6失点。崖っぷちとなったこの日も期待を裏切った右腕に、畝投手コーチは「もう1回自信のあるボールを2軍に行って取り戻してほしい」と復活に期待した。

 ドラフト2位の横山(NTT東日本)に続き、黒田と福井が先発ローテから消える非常事態。ローテ再編を余儀なくされ、現在リリーフの戸田や、7日に1軍練習に参加した中村祐、2軍戦で安定した成績を残す中村恭が新たな先発候補に挙がる。苦しい台所事情の投手陣。首位争いを演じる緒方鯉に試練が訪れた。

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