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鯉一挙5点 連日の逆転劇!2位タイ浮上

 「阪神7-8広島」(10日、甲子園球場)

 敵地で鯉打線が猛虎を粉砕した。広島は2-4の五回に打者11人の猛攻。ブラッド・エルドレッド内野手(35)の右中間突破の決勝2点適時二塁打など、7本の長短打を集めて一挙5点を奪い、逆転に成功した。九回に阪神の追い上げもあったが、何とかしのいで2カード連続勝ち越しに成功。貯金は今季最多の「2」とし、2位タイに浮上した。

 ベンチから送った祈りが届いた。3点を返され、8-7となった九回2死一、三塁。最後は、守護神・中崎が高山をこん身の直球で見逃し三振に斬った。ハラハラドキドキの大熱戦。壮絶な打ち合いを見事に制し、決勝打のエルドレッドは「非常に厳しいシーソーゲームだった。(九回は)ベンチで中崎を信じていたよ」と胸をなで下ろした。

 2-4の五回。一気呵成(かせい)に藤川を攻めた。1死後、田中の中前打で口火を切ると、丸とルナの連続適時打で同点。さらに1死二、三塁でエルドレッドが決めた。「みんながつないで、つないで来たチャンス。強い気持ちだった」。フルカウントから外角高めの直球を右中間へ。13試合連続安打となる勝ち越しの2点適時二塁打を放つと、二塁塁上で拳を握った。

 怒とうの5連打で試合をひっくり返した。さらに2死後、鈴木にも右翼線を破る適時二塁打が生まれた。打者11人の猛攻で一挙5得点。緒方監督は「(4失点した三回から)やり返したね。つなぐいい攻撃ができた。エルドレッド?頼もしいね」と目尻を下げた。

 来日5年目を迎えた助っ人には、私生活に変化があった。長女のエイブリーさんが今年から広島市内の小学校に通い始めた。8日にあった入学式には、阪神戦のため出席できなかったが、シンシア夫人が撮影した愛娘の晴れ姿の動画を、スマートフォンを通じて目にしたという。

 「日本にいるわけだから学校に通い、違う文化に触れるのは、良い経験になると思ったんだ。明日(11日)からは学校が始まる。今は僕の方が日本語を話せるけど、3カ月もしたら彼女の方がうまくなっているはずだよ」と笑顔で成長を喜んだ。

 チームは2連勝で貯金を今季最多の「2」とし、順位も2位タイに浮上した。チーム打率・280はリーグ1位、72得点は同2位だ。「いい形で広島に帰ることができる。この流れを、これからも続けて、どんどん点を取っていきたいね」。初回には今季初盗塁を決めた助っ人。目指す頂に向かい全力で突き進む。太い二の腕が頼もしい。

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