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緒方カープV完全消滅…3位は2・5差

 「巨人2-0広島」(24日、東京ドーム)

 悲願成就の夢はついえた。広島は2位・巨人を相手にあと1本が出ず、今季15度目の完封負けを喫した。首位ヤクルトが勝ったため、24年ぶり優勝の可能性が完全消滅した。緒方孝市監督(46)は責任を痛感しながらも、25日から本拠地で迎え撃つ、2・5ゲーム差で追う3位・阪神との直接対決3連戦へ前を向いた。

 鯉党のため息が敵地にこだました。0-2の八回2死二、三塁。菊池がマシソンから放った飛球は、中堅手の好守に阻まれた。前打者の丸は1死一、二塁から、山口の初球をたたき、二ゴロに倒れていた。緒方監督がチームリーダーに指名した“キクマル”が力尽きた。九回はあっさり三者凡退に倒れた。

 2位・巨人と5・5差に離され、DeNAに勝った首位のヤクルトとは7・5差。残り9試合。優勝の可能性が完全に消滅した。24年ぶりの悲願成就は、来季に持ち越しとなった。

 緒方監督は試合後、硬い表情で帰りのバスに向かった。この時点でヤクルト戦が終了しておらず、V逸は確定していなかった。それでも優勝と、球団初のCS本拠地開催がかかる2位が絶望的であることは変わらない。

 指揮官は惜敗を「勝つか負けるかだから。(連戦の疲れは)どこも同じ。それでも勝っていかないと」と、悔しがった。そして「このままずるずるいくわけにはいかない。そうなると、うちは上に行くようなチームではない、という証しになってしまう。もう一度、見つめ直して。広島でもう一回。このままでは終われない」と言葉を絞り出した。3位の阪神とは2・5差。25日からの3連戦は福井、前田、ジョンソンを先発に託す。

 V逸の現実。菊池は「皆が何とかしたい一心だった。それがうまくいっていない。まだ阪神がいる。僕らは一生懸命やる」と誓った。丸は「優勝を目指してやってきた。意識は高くなっていた」と、厳しく受け止めた。

 開幕前は米大リーグから黒田が復帰し、空前の注目を集めた。チーム総得点はリーグ3位、チーム防御率は同2位。勝負どころで適時打が出ず、失点を防げず、接戦を落とし続けた。周囲の期待の高さと伸びぬ白星。指揮官の口数は次第に減った。

 1年契約だが、当初から来季の更新は既定路線だ。指揮官はV逸の責任を痛感しているだろうが、うつむく暇はない。せめて3年連続Aクラスへ。今季はまだ終わってはいない。

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