巨人・平内が突如アンダースローに 中日・細川は驚いて見逃し三振 東京ドーム騒然も阿部監督は平然「監督から試してみるか?って」

 8回、下手で投げる平内(撮影・金田祐二)
 8回、力投する平内(撮影・金田祐二)
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 「巨人-中日」(1日、東京ドーム)

 巨人・平内が突如として、アンダースローで投球し、場内が騒然とした。

 八回から登板すると、カウント2ストライクから突然下手投げになって131キロのストライク投球。打席の中日・細川は想定外だったのか、バットを出すことができずに見逃し三振。目を丸くして驚いたような表情を見せていた。それでも一塁ベンチの阿部監督は平然とした表情でグラウンドに視線を向けていた。

 平内はこれまで、試合前練習中に下手投げを見せることはあったが、試合で披露するのは初めて。続く代打・板山の場面でも下手投げを繰り出したが、最後は本来のオーバースローからのスプリットで空振り三振を奪った。

 CSで解説を務めた巨人OBの江川卓氏は「どういう狙いがあるんでしょうね?腰の使い方が違いますからね」とびっくりしていた。

 平内は「あれは元々普通に練習でやっていました。監督が見て『あれは使えるから』っていう風に前からずっと言われていて。『今日試してみるか?』って言われていたんで。『やります!』という感じで。いいカウントが出来上がったんで、そこで投げたら完璧でした」と満足げに振り返っていた。

 また、六回に登板した左腕のバルドナードも、先頭のボスラーに二塁打を打たれた後からサイドスローで投げる場面があった。杉内投手コーチは「『思い切ってやってみようよ』と監督に言われて。ちょっと打ちづらそうに見えたんで、特に左バッターは。今年に関しては本来のバルちゃんらしくなかったんで、何か変えて違う自分が発見できればいいなと思って」と説明した。

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