ソフトバンク・モイネロが8回無失点18Kの衝撃投球 17Kが空振り→八回2死で初めて見逃し三振を奪う 奪三振の球団記録&外国人記録
「ヤクルト3-2ソフトバンク」(6日、神宮球場)
ソフトバンク・モイネロが衝撃の投球を披露した。8回3安打無失点18奪三振(空振り17、見逃し1)。チームが九回に追いつかれ、十回にサヨナラ負けを喫したため、6勝目はならなかった。
モイネロは八回1死、山田から空振り三振を奪い、球団新記録となる17三振をマーク。さらに2死から赤羽を、この試合初めての見逃し三振で18個目を奪った。
球団記録だけでなく、09年のランドルフ(横浜)、14年のセドン(巨人)の15奪三振を超え、NPB外国人投手の1試合最多奪三振記録となった。
23年以来2年ぶりのヤクルトとの対戦で、先発転向後は初。三回まで1四球を与えたのみで無失点に抑えると、9つのアウトは全て空振り三振で奪った。
150キロ超の直球、スライダー、大きく割れるカーブを制球良く投げ分け、ヤクルトの各打者を翻弄(ほんろう)。三回2死、赤羽がバランスを崩しながらこの日2つ目の空振り三振を喫すると、神宮球場が騒然となった。
一回2死後の4番・サンタナから三回の赤羽まで7者連続三振。四回先頭、中村がようやく前に飛ばしたが、左飛に倒れた。オスナが空振り三振の後、1死からサンタナが左前打を放った。
無失点を継続すると、五回は三者連続三振。六回は代打・岩田から空振り三振を奪った。
大きなピンチは七回。先頭オスナに二塁打を打たれ、無死二塁。だが、遊ゴロ、三直で2死を奪うと、増田を直球で空振り三振に仕留めた。
今季のヤクルトは主砲・村上ら主力が続々と故障で離脱。4日・西武戦(ベルーナドーム)で14試合連続2得点以下のプロ野球ワースト記録を更新するなど貧打に苦しんでいる。