慶大がフレッシュT4連覇へ王手!!一般入試組の1年生がサヨナラ打で早大破る 長嶋茂雄さんが名誉市民の佐倉市にも縁

 「東京六大学野球・新人戦、慶大7-6早大」(6日、神宮球場)

 フレッシュトーナメントの4季連続優勝を狙う慶大がサヨナラ勝利し、18日に明大との決勝戦に臨むことが決まった。

 試合を決めたのは1年生の一宮知樹外野手(八千代松陰)だ。守備から途中出場し、同点の九回2死二塁で打席へ。早大・岡村遼太郎投手(2年・早大学院)に対し、2ストライクと追い込まれながらも3球目の直球を捉え、右前へサヨナラ適時打を放った。

 「アウトコースを逆方向にとイメージしていたので、打球がそこにいってくれたので良かった。先輩方がすごく声をかけてくださって、楽しみながら打席に立てたので良い結果につながったかなと思います」

 中学時代には佐倉シニアに所属し、巨人ドラフト1位・石塚(花咲徳栄)らとチームメート。同チームの2学年先輩である、慶大の吉開鉄郎捕手(3年・慶応)や吉野太陽内野手(3年・慶応)に憧れ「KEIO」のユニホームに袖を通した。高校進学に際しては慶応高を受験も残念ながら不合格。八千代松陰へ進学後は予備校に通いながら地道に勉強を続け、慶大に一般入試で現役合格を果たした。

 チームには慶応の23年夏の甲子園Vメンバーが多くおり「きょうも塾高(慶応)メンバーが劣勢の時でもすごい声を出してくれていて、そこに優勝した強さがあったと思う。そういうのを感じながら野球ができて、1勝できたのがすごいうれしい」と語った。

 3日に亡くなった長嶋茂雄さんと同じ千葉出身。自身は千葉市出身だが、「(佐倉シニア時代に)長嶋茂雄記念球場でよく練習とかをしていたので、千葉出身として思いはあります」と長嶋さんが名誉市民の佐倉市に縁も感じている。

 一般入試組とあって、後れを取らぬよう夜間も室内練習場で汗を流す。この日ともに取材対応した清原勝児内野手(1年・慶応)も「本当にめっちゃ練習するんですよ。見習わないといけない」と舌を巻くほどの努力家。新人戦ではあるものの4連覇へ、一宮は「良いメンバーとやらせてもらっている。そのメンバーが作ってくれる雰囲気に自分も乗ってやっていきたい」と意気込みを示した。

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