栗山英樹氏が長嶋茂雄さんを弔問 「(大谷の)二刀流のことや監督になったとき話を聞かせてもらった」 2時間23分の滞在で感謝の思い伝える
侍ジャパン前監督の日本ハム・栗山英樹CBOが6日、肺炎のため3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの自宅を弔問した。
滞在は2時間23分。栗山氏はこの日朝、米国から帰国したばかりだったいい、神妙な面持ちで「僕ごときがというか、僕がミスター、長嶋さんのことを言う立場にないが、今のプロ野球があるのは、ONを含めてミスターのおかげというところ。一言直接、お礼を言いたかった」と思いを明かした。
「ことあるごとに、(大谷の)二刀流のことや監督になったとき。節目にここに来させてもらって話を聞かせてもらった」と長嶋さんとの思い出を振り返り「一言、ありがとうございました、と言わせてもらいました」と感謝の言葉で別れを告げたと明かした。
栗山氏は3日に「感謝は一生忘れません。野球人は皆、その思いです」などと追悼。日本代表を率いて世界一に輝いた23年WBCで長嶋さんから「野球というスポーツがこれから先も長く続くように、一生懸命やってください」「高校野球をとにかく守りなさい」などとメッセージを受け取った栗山氏は「その思いのおかげでWBCも優勝できたと思っています」と振り返っていた。また、現役引退時に長嶋さんから「指導者として勉強しないか?」と打診されたことも明かしていた。