楽天・浅村 2000試合出場「皆さんに感謝しかない」またまた勲章!平成生まれ初 史上7位の年少記録

 「楽天0-5DeNA」(5日、ヨーク開成山スタジアム)

 グラウンドに立つ者としての使命がある。楽天・浅村栄斗内野手は無安打に沈み、勝利に貢献できなかった事実から目を背けなかった。平成生まれでは初、史上57人目の通算2000試合出場という節目も勝利なくして笑みはなかった。

 「本当にずっと使ってもらってきた結果だと思いますし、ケガしている時もトレーナーの方にケアしてもらいながらやってきた数字なので。皆さんに感謝しかないです」

 好投手・ケイの前に沈黙。それでも史上7位の年少記録となる34歳6カ月での達成に、満員のスタンドからは温かい拍手が送られた。今季はここまで通算300本塁打、重圧を超えた同2000安打と記録ラッシュの1年でもある。三つ目の偉業達成を、郡山のファンが見届けた。

 浅村には美学がある。「若い頃からレギュラーの責任」を忘れず、結果にこだわってきた。肉離れ、肩が外れたこともあったが、「出るからには結果を残さないといけない」と腹をくくって打席へ。結果を出し続けることが信頼に変わった。

 今季からは操作性を失わないほどに、「分からないくらい」バットを長く改良。1週間前からは西武時代にも取り組んだゴムの棒をティー打撃に取り入れ始めた。ベテランになっても挑戦は続いている。「スタメンに名前がある以上はチームのためにやろうと思ってやってきた。これからも気持ちは変わらない」。感謝と恩返しの2000試合出場は、通過点に過ぎない。

 ◆通算2000試合出場 楽天・浅村内野手が5日のDeNA3回戦(郡山)で先発出場して達成。プロ野球57人目。初出場は西武時代の10年3月31日のソフトバンク戦。

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