オリックス 岸田護投手コーチが新たに監督就任 11日就任会見
オリックスは9日、岸田護投手コーチ(43)が新たに監督に就任すると発表した。昨季までパ・リーグ3連覇に導いた中嶋聡監督(55)は6日に退任を表明。2020年からコーチを務めていた岸田投手コーチが後を受けることになり、11日に就任記者会見を行う。
指導者となった20年は、当時の中嶋2軍監督とともに若手の底上げに努めた。今年6月からは1軍のブルペンを担当。勢いのある選手を積極的に起用し、結果を残した前任者の手腕を間近で学んできた。そういった流れも含め、チームとしては継続性を重視した形だ。
5位に終わった今季からの巻き返しには、妥協を許さない姿勢も必要だ。中嶋監督は退任を表明した際、自らが鍛えてきたメンバーについて「ファームで見てきた選手だし、その分もあるので慣れが出る」と指摘。選手と年齢が近い43歳の新監督には、厳しさも伴った指導力が期待される。