DeNAがCS見据えた練習試合で明暗はっきり 九回に一気に逆転も牧&宮崎は無安打 投手陣は16安打5失点
「練習試合、横浜DeNAベイスターズ7-5ENEOS」(10日、横浜スタジアム)
14日から始まるCSファーストSへ、実戦感覚を養うために組まれた練習試合で明暗が分かれた。
6試合ぶりの実戦に苦しんだ。先発・今永は2回1安打無失点、4奪三振と上々の仕上がりを見せて、2番手・大貫は4回7安打無失点。2度の1死満塁のピンチを背負ったが、粘りの投球で要所は締めた。
先発陣が無失点に抑えたが、中継ぎ陣が失点を重ねた。エスコバーは1回無安打無失点だったが、ウェンデルケンは2安打1失点、上茶谷は3安打3失点、伊勢は2安打1失点。八、九回は石川と宮城がそろって回またぎの調整。石川は2回1安打無失点、宮城は2回無安打無失点だった。
実戦不足を補うため、DeNAは五回から1イニング6アウト制の変則試合となったが、ENEOS打線に対して16安打を許して5失点の結果だった。
また打線も深刻な結果に終わった。ENEOSの投手陣に8回まで4安打に抑え込まれ、2点を奪った七回は相手の守備のミスをついたものだった。3点を追う九回には西浦の二塁打から、伊藤光が適時二塁打を放ち、この日初めての適時打で得点。さらに1死満塁から3者連続押し出し四死球で逆転に成功した。
試合には逆転勝利し、途中出場の西浦が2打数2安打、柴田も1安打1打点とアピールに成功。だが、牧&宮崎ら中軸に快音は響かなかった。