楽天・田中将 新フォームに手応え 変化球を交え57球「まあまあよかった」

 「楽天春季キャンプ」(8日、金武)

 楽天・田中将大投手(34)がブルペンで変化球を交え57球を投じた。フォームチェンジに取り組んでいる右腕は「段階を踏むというところでは、まあまあよかったのではないでしょうか」と納得の表情で振り返った。

 セットポジション時のグラブの角度や左足を一足前に出すなど、ベストなフォームを模索する日々。この日はラプソード(球速や回転数を計測する機器)で自らの投球を数値化し、一球一球投げるごとに数字を確認した。

 そして最速で145キロを計測。「びっくりしています」と本人も思った以上のできのようで「自分の中でスピードがしっかり出てくるようになったので、それだけで大きな進歩」とうなずいた。

 「自分のやりたい方向は間違っていないのかなと思います」と少しずつではあるが、手応えも口にするようになった田中将。「体とか自分の感覚とか、状態を見ながら上げていければいいかなと思います」。開幕へ向けて順調なステップを歩んでいる。

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