「巨人春季キャンプ」（８日、宮崎）

　巨人の新外国人、ルイス・ブリンソン外野手（２８）＝前ジャイアンツ＝がキャンプ初のシートノックで中堅に就き強肩を披露した。三塁への矢のようなノーバウンド送球だけでなく、本塁にはワンバウンドのストライク送球でアピールだ。

　「送球の正確性を追い求めていった」とブリンソン。原監督が「潜在能力はあると思います」と目を細めたように、走攻守三拍子そろったセンターのレギュラー筆頭候補だ。これまで球速が「１５０キロ前後」を記録したほどの地肩の強さがあり「たくさん補殺（を記録）したい」と予告。「スピードと反応の良さと、的確なポジショニングを取れることも自分の強み」と高い守備力を誇る。

　スマートな体、プレースタイルとは対照的に、どう猛な虎が「一番好き。かっこいい」と新助っ人。虎の本拠地については「甲子園みたいな歴史的な意味のあるところで、プレーするのは非常に楽しみ」とニヤリ。聖地の阪神戦で大暴れするかもしれない。