日本ハム・新庄監督 超ロケットスタート宣言「最初の50試合マジで死ぬ気で」
日本ハムの新庄剛志監督(51)が、超ロケットスタート宣言だ。30日、キャンプ地の沖縄・名護入り。「ペナントレースはオレの頭の中では50試合しかない。スタートダッシュ。最初の50試合はマジでもう死ぬ気で。その後はノリノリで」と今季の戦い方を描いた。
「試合勘を開幕戦のトップに持っていけるように、紅白戦をあさってからどこのチームよりも先にやる」。キャンプ初日からの実戦漬けも、開幕ダッシュにつなげる狙い。勝敗の皮算用を問われて「そりゃ、50勝0敗がいいね」と笑った。
“50試合”の根拠は2006年だ。開幕から9勝9敗で迎えた4月18日のオリックス戦で本塁打を放ち「今年でユニホームを脱ぎます打法」と突然の引退宣言。チームはその後、日本一に輝いた。
「僕が引退宣言をして乗せたいと。ファンの力を借りて何とか乗せてくれという気持ちで。気がついたらリーグ優勝してそのまま日本一になった。それを最初から50試合、全員が優勝だけを目指すという気持ちで」と重ね合わせた。
この日は白いスエット上下に、グレーのニット帽というラフなスタイル。「パフォーマンスはあんまり。野球だけやっていきます」と露出度も控えめ予告。「スタッフもフロントも首脳陣も選手もファンも。1人でもそういう気持ちがないと上にはいけない」。優勝だけを目指す1年。そのキャンプが始まる。