楽天・田中将 フォーム大改造「小さい変化ではダメだった」完全復活へ“自らメス”

 楽天・田中将大投手(34)が25日、仙台市内で自主トレを公開し、今オフはこれまでにない投球フォームの大改造に取り組んでいることを明かした。日米通算200勝にあと10勝の右腕。過去2年の不本意な投球から巻き返すべく、自らに“メス”を入れた。

 「去年と比較していただくと見て変わったなと。本人から見ても全然違う」と話すほどの大幅チェンジ。詳細は明かさなかったが、左足の上げ方や、軸足でためを作る部分に変化を加え、ブルペンでは動きを確認しながら16球を投げたという。

 ただ、現時点では試行錯誤の段階。「今までと違うアプローチをしながら状態を上げていくことができたら」と少しずつ完成形を目指していく。

 21年に楽天へ移籍後、2年間で13勝21敗、防御率3・16。「小さい変化だけではこの2年、ダメだった」。日本球界に復帰してからの苦悩を明かし、「なにか大きく変えないと昨年、一昨年と同じような感じにしかならない」と思い切ったフォーム変更に踏み切った理由を明かした。

 フォームが固まれば日米通算200勝も見えてくる。「早い段階でクリアできれば、自分もチームも勝つことになる。おのずといい順位にいることができる」。チームの勝利を求め、大台を目指す。

 チームは13年のリーグ優勝、日本一からちょうど10年。「毎年チャンピオンを目指してるので、やってる側からしたら、切りのいい数字でもない」とキッパリ。再び歓喜へと導くために、完全復活を果たす。

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