会沢選手会会長 育成制度運用方法の是正を求める「一致団結して戦っていく」

 労組・日本プロ野球選手会の定期大会(会沢翼会長=広島)が5日、大阪市内で開かれ、FA権取得年数短縮などの保留者制度改革へ12球団側と立ち上げを合意した小委員会に、選手が参加して直接球団側へ声を届けることを決定した。

 議論の中心となった保留制度改革。12球団との小委員会について会沢会長は「委員会に参加し、発言し、一致団結して戦っていくことが重要」と選手も委員会の場に参加していく方針を示した。

 今後、選手会は年内にも第1回が開催される同委員会の中で、FA権取得年数を国内、海外、大学社会人出身、高校出身の条件を問わず一律で6年とし、人的や金銭による補償を完全撤廃することなどを求めていく。

 また、会沢会長は「ルールの下で戦うのがプロ野球。ルールをねじ曲げることがあってはならない」と、同委員会で育成制度の運用方法についても是正を求める考えを示した。

 育成制度は将来有望な選手の育成を目的として導入したが、近年は故障者を育成契約に切り替えて支配下登録枠を空け、巨人・梶谷が故障で年俸2億円のまま育成選手となるなど本来の目的と違う事例が目立ち、保留者制度改革の一環として是正へ話し合う構えだ。

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