オリックス・山本 最大のピンチで圧巻投球「柳町君の打席が一番大事だった」

 5回、甲斐を三振に仕留め、雄たけびを上げる山本(撮影・高部洋祐)
 5回、今宮のバントの処理に失敗する山本(撮影・高部洋祐)
 5回、今宮がバントした打球をお手玉し、三塁に送球できず、進塁を許した山本(撮影・坂部計介)
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 「パCSファイナルS・第1戦、オリックス5-0ソフトバンク」(12日、京セラドーム大阪)

 リーグ連覇のオリックスが、同2位ソフトバンクに快勝。アドバンテージを含めて2勝0敗とした。2年連続で投手4冠を達成した山本由伸投手が先発。8回5安打無失点、10奪三振、無四球の圧巻の投球を披露した。ソフトバンクのポストシーズン連勝を18で止め、日本シリーズ進出に大きく前進した。

 「しっかりストライクゾーンに強いボールを投げられたので、それがいい結果になりました」とこの日の投球を振り返った。

 最大のピンチは1点を先制した直後の五回だった。無死一、二塁から今宮の投前へのバントをファンブル。三塁で刺せるタイミングを逃し、1死二、三塁のピンチを招いた。「サード、行ける(刺せる)と思っていたんで。ちょっとダメでしたね」と反省した。

 この後がエースの真骨頂。続く柳町、甲斐を連続三振に仕留めて雄叫びを挙げた。「柳町君の時はとったら2アウトになるんで、その打席が一番大事だった。とにかく低く。当たってもゴロになるように」。甲斐に対しては「初球からいい高さにいっていたんで、そういうあとは悪いボールになりやすい。切り替えていい球が投げられました」。細心の注意を払って、自らのミスを帳消しにした。

 ファーストSで2戦2発、シーズン最終盤から4戦連発中だった柳田に対しては対戦した3打席を無安打に抑えた。第1打席で153キロの内角直球で空振り三振に仕留めると、2打席目は二飛、3打席目は一ゴロに封じた。「一発でチーム(ソフトバンク)が勢いに乗る試合が続いていたので、意識して厳しく投げました」と振り返った。

 アドバンテージを含めて2勝0敗と優位に立った。快投でバトンをつないだエースは「とりあえず、かなりリードできました。あとは思い切ってもう2勝でしたっけ。つかみたいと思います」と力強く訴えた。

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