“小ネタ”でも話題 甲子園の人気解説者、大矢正成氏が今夏限りで卒業へ

 甲子園のNHK解説者を務めている大矢正成氏が、今夏限りで退任することが分かった。

 18日に行われた仙台育英-愛工大名電で解説を担当。仙台育英が勝利した試合後、実況の竹林アナウンサーが「ここで高校野球の中継を楽しみにしていらっしゃる皆さんにひとつお知らせですが、今日解説の大矢さんは今大会の決勝の解説をもって甲子園の解説はご卒業になります。10年にわたってお願いして参りました」と報告した。

 大矢氏は東邦、法政大を経て、JR東海では監督を務めた。捕手目線で試合の流れを読み、甲子園の人気解説者のひとりだった。21年センバツ準決勝、明豊-中京大中京戦では大矢氏が明豊の「カードゲーム事件」などのエピソードを披露するなど、ユニークあふれる“小ネタ”を挟むことでも知られた。

 大矢氏は普段通り穏やかな笑みを浮かべ、決勝に向けて「決勝戦だからどうということはなく、今まで通り、自然体で解説したいと思います。球児の目線に立って、一球一球スコアブックを付けながら、しっかり集中力を持って解説したいと思います。特に決勝戦は白熱した好ゲームになるので、アナウンサーと力を合わせてよい放送になるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 竹林アナウンサーは「私たちもたくさん勉強させていただきました」と感謝を述べていた。

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