「日本ハム１－２楽天」（１８日、札幌ドーム）

　痛恨のサイン見落としが勝敗を分けた。日本ハムは１点を追う七回１死二、三塁。松本剛が同点スクイズ成功。それなのに、新庄ビッグボスはベンチで頭を抱えて嘆きのポーズだ。

　「あそこはバリバリ２ランスクイズ」。だが、二走・アルカンタラは三塁で止まり、絶好機を逃した。相手投手はブセニッツ。それだけに「外国人ピッチャーじゃなかったら２ランスクイズじゃなく普通のスクイズにしていたんですけど。で、セカンドランナーも外国人だった…」と苦笑するしかなかった。

　逆転して逃げ切り態勢に入り、伊藤に１０勝目を付ける算段は狂った。続投した結果、決勝点を献上して３連敗。アルカンタラには「来年日本に残りたかったら、ああいうプレーもしてくれないと」と手厳しかった。これで自力でのＣＳ進出の可能性が消滅した。