聖光学院 三度目の正直!横浜初撃破 切り込み隊長・赤堀が勝利呼んだ

 「全国高校野球選手権・2回戦、聖光学院3-2横浜」(14日、甲子園球場)

 聖光学院(福島)が横浜(神奈川)に対して甲子園初勝利を挙げ、5年ぶりの3回戦進出を決めた。

 三度目の正直だ。聖光学院が横浜を初撃破。主将・赤堀颯内野手(3年)が初回と五回に先頭で安打を放ち、2得点につなげた。

 切り込み隊長は絶好調だった。初回、初球を捉え左前打。先取点の糸口を作り、ガッツポーズで喜んだ。五回は内野安打で3点目に貢献。「自分が出るとなぜかみんなかえしてくれる。不思議な力があった」と声を弾ませ、斎藤智也監督(59)は「赤堀が出塁すると勢いづく」と目を細めた。

 これまで福島県勢は神奈川県勢に8連敗。聖光学院はその内の5連敗を喫しており、横浜には2度敗れていた。念願の白星に、斎藤監督は「すごくうれしい。横浜の一昔前の時代から薫陶を受けてきた。深い縁を感じて特別な勝利だった」と感慨深い表情だった。

 1回戦の日大三に続き、優勝経験校を連続で撃破。チームに対し「意志やメンタルの強さは、技術も網羅する。たくましく、頼もしい」と指揮官。日本一に向け、全速前進だ。

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