智弁和歌山 夏連覇夢散 逆転許し前回覇者まさか初戦敗退 中谷監督「僕の未熟さ」

 「全国高校野球選手権・2回戦、国学院栃木5-3智弁和歌山」(13日、甲子園球場)

 夏連覇の夢が早くもついえた。昨夏の甲子園を制し、出場49校中ラストの登場となった智弁和歌山が、まさかの初戦敗退。中谷仁監督(43)は「本当に僕の未熟さというか、選手に迷惑をかけた」と、敗戦の全責任を背負った。

 1点を勝ち越した直後の六回、指揮官に「迷い」が生まれた。先発・武元一輝投手(3年)の続投か、エースナンバーを託した塩路柊季投手(3年)への交代か。「あそこの決断は僕の中では悔いが残っています」。迷った末に続投を決めたが、2本の適時打を浴びて逆転を許した。

 打線も相手の小刻みな継投に対応しきれず。予想した相手エースの先発が外れた上に、次々と目先を変えられ、渡部海捕手(3年)は「データのない投手に対応できなかったのが敗因」と悔しそうに振り返った。

 夏連覇は消え、歴代単独9位となる春夏通算71勝目もお預け。中谷監督は「周りの期待を選手から取り除いてやれず、選手に背負わせすぎた」と、自戒を込める。優勝候補の一角があまりにも早く聖地を去った。

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