楽天NPB史上初の大失速 貯金最大「18」→「0」に 石井監督「今は勝つこと一番大事」

 力投する先発の田中将
 4回に5失点した田中将(中央)
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 「楽天4-6西武」(13日、楽天生命パーク宮城)

 6度目の阻止とはならなかった。楽天は投打がかみ合わず3連敗を喫し、5月10日に最大「18」あった貯金が「0」になるという、NPB史上初の屈辱を味わう結果となった。

 右腕が乱調だった。先発の田中将は1-0の四回、外崎に3ランを浴びるなど、この回だけで6安打を許して5失点。「あれだけのビッグイニングを作られてしまうと、チームの戦いが厳しくなる。非常に残念です」と肩を落とした。

 ここ最近低調だった打線は必死に食らいついた。4点を追う五回、渡辺佳が1号2ランを放ち、七回には銀次の適時打で一時は1点差にまで迫った。ただ、九回に追加点を奪われると、その裏1死二、三塁のチャンスでは一本が出なかった。

 貯金「0」という現実に加え、今季の対西武戦は6試合を残して負け越しが決定。石井監督は「今は勝つことが一番大事なので、とにかく目の前の試合を勝つこと」と語った。まだシーズンが終わったわけではない。もう一度“0”から再スタートを切る。

 ◆NPB初の貯金18↓0 貯金18からの勝率5割はNPB史上初。これまでの最多は1948年・阪神の貯金17から。この年の阪神は一時借金3まで落ち込んだが最終的に貯金4の3位だった。また、最近では21年・巨人の貯金15からの例がある。

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