市船橋は惜敗「市船ソウル」後押しで九回驚異の粘りも届かず

 敦賀気比に敗れ、整列する市船橋ナイン(撮影・北村雅宏)
 8回、市船橋・森本星の邪飛を追う敦賀気比・春山(7)らだが、市船橋側アルプススタンドの生徒(左端)がキャッチする(撮影・北村雅宏)
 9回、2点二塁打を放ち喜ぶ市船橋・森本哲太
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 「全国高校野球選手権・2回戦、敦賀気比8-6市船橋」(13日、甲子園球場)

 市船橋は2点差で惜敗したが、アルプスのチャンステーマ「市船ソウル」の後押しを受け、最終回に驚異的な粘りを発揮した。

 3-8の九回、先頭打者から「市船-」が流れると、死球と石黒慎之助外野手(3年)の二塁打で無死二、三塁に。好機で森本哲太外野手(3年)が中越え2点二塁時打を放った。なおも1死二塁で代打・黒川裕梧内野手(3年)の飛球を右翼手が落球。1死二、三塁とし、谷藤汰樹内野手(3年)の中犠飛で1点を追加した。

 八回も1死から谷藤内野手(3年)が死球で出塁すると、「市船-」がブラスバンドによって奏でられた。ぎっしり埋まったアルプスから大きな拍手が後押し。2死となって、森本哲星投手(3年)が左前打で一、二塁とチャンスを拡大すると、盛り上がりも最高潮となった。しかし、続く石橋夏希内野手(3年)が左飛に倒れ、得点はならなかった。

 「市船-」は同校吹奏楽部OBで、5年前に20歳の若さで亡くなった浅野大義さんが作曲。1回戦・興南戦では同曲がかかった九回1死満塁から押し出し死球で劇的サヨナラ勝ちするなど“神応援曲”として知られる。

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