新庄監督が指摘された“遅延行為”とは 「審判員は厳格に対処」の記述も
「日本ハム3-2西武」(11日、札幌ドーム)
日本ハム監督の新庄剛志ビッグボスが前日の代走問題について言及。西武・辻監督から「遅延行為」と指摘された一件について「気をつけます、辻監督」と話した。
新庄ビッグボスは10日の西武戦、八回1死二塁で打席の清宮がカウント1-2と追い込まれたところで、二走・杉谷に対して代走・中島を送った。中島が二塁に向かうまで2分弱ほど時間を要したことで、「遅延行為」と指摘されていた。
パ・リーグのアグリーメントでは「試合スピードアップのための励行事項」の項目で、攻守両面で細かくルールが定められている。「※選手の交代」では「3.代走者は速やかに塁の走者と交代すること」とされており、「※審判員 遅延行為には厳格に対処するとともに、試合を停滞させぬよう、監督・コーチ・選手等に必要な注意を促すこと」との記述もある。
新庄ビッグボスは「いろいろと、急だったからね。ぱっとひらめいてね」と急な決断だったため、準備に時間がかかったことを説明。その上で「でも、申し訳ないですね。相手ピッチャーのリズムもあるし。気を付けます、辻監督」と話した。
選手交代については代走以外でも「投球練習は5球までとする」、「負傷した選手が5分を過ぎても回復のめどがたたないときには、その選手を交代させること」など、ルールが決められている。