聖光学院が5年ぶり夏の勝利で通算20勝目 2本塁打で日大三との好ゲーム制す
「全国高校野球選手権・1回戦、聖光学院4-2日大三」(9日、甲子園球場)
聖光学院(福島)が効果的な本塁打で日大三(西東京)とのクロスゲームを制し、区切りの夏通算20勝。夏では17年以来5年ぶりの勝利をつかみ、2回戦へ進んだ。
先制したのは日大三だった。一回2死二塁で4番・浅倉が中越え二塁打を放った。四回には四球を足場に2つの野選を絡めて、追加点を挙げた。
聖光学院は四回に反撃。2番・高中の二塁打から1死三塁とし、4番・三好の三ゴロの間に1点を返すと、五回には高中が左越えに逆転2ラン。八回には4番・三好の左越えソロで突き放した。三好は1点ビハインドの五回には本塁へ好返球し、チームを救った。
投げては先発・小林剛介投手(3年)が4回1/3を2失点。五回途中からエース佐山未来投手(3年)が登板し、4安打無失点の好投だった。
斎藤智也監督は「先発の小林が頑張ってくれたお陰でうちには理想的な試合になった。(継投は)悔いのないように、イニング途中だけど迷わず佐山投入を考えた」と明かした。
日大三は12年夏の1回戦でも聖光学院と対戦し、1-2で敗れている。