日大三島・加藤 主将としての1年間、仲間のため成長

 「全国高校野球選手権・1回戦、国学院栃木10-3日大三島」(6日、甲子園球場)

 日大三島(静岡)の主将・加藤大登外野手(3年)にとって、最後の夏。出場はなかったものの、味方のピンチには2度の伝令で仲間を鼓舞し、ベンチワークもきっちりとこなしてチームを支えた。

 スタンドから見守った父・光康さん(56)は、主将を務める息子の温厚な性格を「自分の性格と違うところがあると思います」と話す。当初は、リーダーとして仲間をまとめられるのかと心配していたという。プレーで華々しい活躍を見せたわけではないが、聖地で仲間のために汗を流した姿を見て「成長があったというふうに僕は思います」と、かすかにほほ笑んだ。

 昨秋、関西遠征時にはチームで甲子園に立ち寄った。聖地を目にして加藤は「自分も甲子園にいきたい」と父に言い放ったという。「一番うれしかった。普段家ではそんなこと言わない。春に続いて夏も実現してくれて」と光康さん。主将として過ごした1年間が、人間として大きく成長させてくれた。

 ◆加藤 大登(かとう・ひろと)2004年4月16日生まれ、18歳。静岡県三島市出身。185センチ、83キロ。右投げ右打ち。外野手。長伏小2年から長伏ヴィーナスで野球を始め、中郷西中では三島シニアでプレー。日大三島では1年秋からベンチ入り。遠投90メートル、50メートル走6秒。

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