ラオウ杉本が逆転3ラン オリックスの連敗3で止めた 手応えは「(今年)3番目ぐらい」
「オリックス5-2日本ハム」(5日、京セラドーム大阪)
打った瞬間、オリックス・杉本裕太郎外野手(31)はバットを持ったまま、スタンドインする打球の行方を見守った。手応えは「(今年)3番目ぐらい」。きれいな放物線を描いて、左翼席に着弾。今季14号の逆転3ランで試合を決め、連敗を止めた。
1-2の六回無死二、三塁。「いいバットの出方をした」と、ポンセの甘く浮いたチェンジアップを捉えた。西武との3連戦は12打数1安打。本拠地に帰り、Bs夏の陣でカーキブラウンのユニホームに身を包んだラオウが輝きを取り戻した。
「切り替えてできた」と前カードの結果を引きずらず。自身のボブルヘッド付きチケットの発売試合でもあった。「うれしいですね。自分の人形とか今までできたことなかったんで」。お世話になった人へも、プレゼントする予定だ。
チームは連敗を「3」で止め、8月初白星。「大事な試合が続く。勝ちにつながる安打や打点を稼いでいきたい」。混戦のパ・リーグで上位に食らいついていく。