智弁和歌山 大トリ連覇だ!2年連続最後の登場 中谷監督「去年と同じ流れ」

 昨夏優勝を決めた智弁和歌山
 ガッツポーズする主将(代表撮影)
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 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日、大阪市内)

 大会2連覇がかかる智弁和歌山は、出場校最後の登場となる第8日第3試合で、開幕試合の日大三島-国学院栃木の勝者と対戦する。優勝した昨夏も、コロナ禍の影響で初戦が不戦勝となり、史上最も遅い大会11日目に登場した。2年連続の大トリ登場で、一気に頂点に駆け上がる。

 くじを引いた瞬間、岡西佑弥主将(3年)の頭をよぎったのは「最後か…」という既視感。49代表の大トリの登場で、対戦相手はわからない。中谷仁監督(43)からは「去年と一緒やな」と苦笑いされた。順当なら初戦は8月13日になる。

 昨夏は初戦の2回戦の相手、宮崎商がコロナ禍で出場を辞退し、史上初の不戦勝となった。大会11日目の3回戦まで自校で練習し続け、高野連は試合前日に30分の甲子園練習を配慮したほどだった。

 昨夏のメンバーでもある岡西は「待たされた中でいろいろと練習できた」と振り返り、「最後に自分たちが出て、これが智弁和歌山という野球をしたい」と経験を力に変える。中谷監督も「よく言えば去年と同じ流れ。1つ戦ったチームと試合する雰囲気とか感覚はつかんでいる」と動じることはない。

 岡西に加え、渡部海捕手、塩路柊季、武元一輝の両投手ら昨夏を経験した3年生を擁し、自慢の打線は県大会5試合で9本塁打、45得点をたたき出した。2連覇へ向けて「こんなチャンスはなかなか巡ってこないと思うので多いに意識している」と指揮官。主将も「自分たちだけが目指せること。全力で狙いにいって、一戦一戦戦い、最終的に優勝旗を持って帰りたい」と昨年と同じVロードを見据えた。

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