大阪桐蔭 史上2校目の“偉業”へ慢心なし 西谷監督「失点は当然。守って攻撃」
「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日、大阪市内)
“完全制覇”へ、夏の頂点を取りにいく。今春のセンバツを制し、史上初となる3度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭は、初戦で旭川大高と対戦する。
1998年の横浜以来となる秋の神宮大会、春夏の甲子園、国体の「4冠」への挑戦権を持つ同校。史上2校目の偉業へ、主将の星子天真内野手(3年)は「受けるんじゃなくて、チャレンジする気持ちで戦っていきたい」と攻めの姿勢を貫く。
センバツではプロ注目の松尾汐恩捕手(3年)を中心に、大会新の11本塁打をマーク。夏の大阪大会では計7戦54得点で、投手陣もエース・川原嗣貴投手(3年)を中心に1失点と投打で圧倒的な実力を誇る。
それでも、指揮官に慢心はない。西谷浩一監督(52)は「全国大会ですから、よりレベルが高いと思います」と話し、「失点することは当然だと。しっかり守って、その上から攻撃していきたい」と力を込めた。負けられない戦いにも、どっしりと構えて偉業達成を目指す。