巨人が延長十回に痛恨の勝ち越し点献上 鍬原が押し出し死球 リクエストも覆らず

 10回、三ツ俣は左手に死球を受け、勝ち越しの押し出しとなる(撮影・佐藤厚)
 延長10回、三ツ俣は左手に押し出し死球。右は駆け寄る立浪監督(撮影・佐藤厚)
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 「巨人-中日」(29日、ヨーク開成山スタジアム)

 巨人の鍬原拓也投手(26)が、2-2で迎えた延長十回に痛恨の押し出し死球を与えた。

 先頭のA・マルティネス、阿部、石岡と3連打を浴びて無死満塁。絶体絶命の窮地となって代打・三ツ俣を打席に迎えた。

 鍬原が投じた3球目。内角を狙った直球が打者の手元付近をかすめた。主審は死球を宣告し、原監督は際どい判定にすかさずリクエストを要求。しかし、判定覆らず押し出しとなってしまった。

 さらに指揮官は投手交代を決断。戸根をマウンドに送り出し、ベンチに引き下がった鍬原は厳しい表情を浮かべていた。

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