「広島－ヤクルト」（２９日、マツダスタジアム）

　ヤクルトの村上宗隆内野手が今季初の３試合連発となる２８号２ラン、２打席連発となる２９号２ランを放った。６月はこれで驚異の１４本塁打、３５打点に到達し、まさに恐怖の４番だ。

　２点をリードした八回だ。先頭の山田が中前打で出塁すると、続く村上への３球目だった。打球はぐんぐん伸び、左中間フェンスを越えた。３試合連発の２８号２ランで、試合を大きく動かした。

　村上は球団広報を通して、「点を取られた後だったので、何とか追加点がほしかった。しっかりと押し込むことができました」と振り返った。

　さらに九回無死一塁で左中間に２９号２ランをたたき込んだ。３安打４打点の大暴れだった。

　村上は６月に入り、その勢いはさらに加速。１４本塁打、３５打点目を挙げている。これで今季２９本塁打、７８打点となり、１４３試合に換算すると、５７本、１５３打点ペースと驚異的な数字となる。