日本ハム・吉田 先発ラストチャンスへ 故郷秋田で「ふがいないピッチングできない」

 日本ハムの吉田輝星投手(21)が20日、故郷で先発する21日の楽天戦(秋田・こまちスタジアム)に向けて思いを語った。高校3年夏以来の登板を前に「しっかり5回以上いって、先発らしいピッチングができればいいかなと思います」と意欲を示した。

 新庄ビッグボスは「ラストチャンス、先発秋田」と明言。甲子園がい旋先発となった5日の阪神戦では、3回7安打4失点で降板したが、「あの感じで先発はダメでしょ。秋田で5回投げてくれたら、また次もある」と先発最終テストと位置づけた。

 吉田自身も甲子園での登板を振り返る。「中継ぎの感じでいけよと言われて。それ以外の組み立ても、練習していなかったですし。あと、なんかいきなりピンチになっちゃって。もうグリグリ腕振っていくしかないなみたいな感じでやったら、3回くらいでヘロヘロになっていた」と言う。

 その反省を故郷でのがい旋登板に生かす思い。「先発用にというか、ストレート、フォーク中心のスタイルにちょっとずつ何か加えられるように。一応、スライダーとか。組み立てのパターンを増やしたりとか」と先発仕様にモデルチェンジして臨む。

 甲子園出場を争った秋田・名桜高出身のロッテ・山口からは、3連戦中の18日に言葉を交わした。「いいなー、おれも行きたいなー」と言われ、「あいつの分もしっかり活躍できたらと思います」と故郷に錦を飾る思いだ。

 当日は両親や高校時代のチームメートらが多数観戦に訪れる。「ふがいないピッチングはできない」と話しつつ「たくさん来てくれるので、そういう声援はちゃんと耳に入るくらい視野を広げてというか、そのくらい試合に入り込まないように野球したいなと思います」。プロで成長した姿を披露する。

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