日本ハム・新庄ビッグボス 青柳に脱帽 掛布氏のモノマネで大絶賛「素晴らしかった」
「阪神3-0日本ハム」(4日、甲子園球場)
少し甲高い声、語尾を伸ばす独特の口調。日本ハム・新庄ビッグボスの試合後会見はモノマネから始まった。「今日の青柳君はですねぇ、素晴らしかったですねぇ」。似ているか似ていないかはともかく、どことなく掛布雅之氏の声色。大先輩の言葉を借りて絶賛した。
続けて敗軍の将としての言葉。「開幕初日から今日までで一番、手足が出なかった。青柳君の投球術。素晴らしかった。面白くなかったね。これだけのファンのみんなが見にきて、塁に出られないんだもん。面白い作戦をすることなく、あっさりと終わりました」と振り返った。
青柳の前に8回4安打無得点。四回の清宮の放った右中間二塁打が唯一、二塁を踏んだシーンだった。「タイミングをずらすテクニックと、ずらしながらもボールの出し入れ。低めに集まっているところが、もう。手を出したいけど、出せない。出すけど、低い」と首をひねった。
2試合続けて痛打を許した大山にも脱帽。「いやいやもう絶好調でしょう。うちはエンジンかけさせるのうまいから」と笑うしかなかった。
甲子園がい旋も残り1試合。「先に点取って追い付かれてみたいなハラハラドキドキするような試合ができて、うちらが勝って(阪神の)2勝1敗で終われたら最高」。満員のファンの前で一矢報いる。