札幌沸かせたアーチ競演 称え合う大砲師弟 清宮「さすが」中田「こんな成績で終わる選手じゃない」

2打席連続のソロ本塁打を放つ清宮(撮影・中島達哉)
 4回、先制ソロ本塁打を放った清宮(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム4-8巨人」(28日、札幌ドーム)

 日本ハムは3番清宮の今月2度目の2打席連続弾もあったが、中盤に投手陣が打ち込まれ、連勝は2で止まった。

 2打席連発も勝利には結びつかず、試合後、清宮は「いや~、コンスタントに打てるように波をなくしていきたい。勝たせるバッティングをしたいなと。いいところで打てるようにやっていきたい」と、足元を見つめた。

 前カードのヤクルト戦では重盗の際の走塁ミスに新庄ビッグボスから「一生、上に上がっていけない」とカミナリを落とされた。「悔しい思いはもちろんあるんですけど、もうこれで勉強したので次同じ状況になった時、絶対に同じ失敗をしないようにするしかない。日々勉強です」。ただ、今日の2発は名誉挽回への第一歩となったはずだ。

 元チームメートの巨人・中田翔とも再会できた今カード。「違和感しかない。遥輝さん(楽天・西川)もそうですけど、今まで一緒にやっていた人がああやって守っているのを見ると、ちょっと変な感じというか。でも、しっかりあそこ2本(打つのは)、やっぱりさすがだなと思いました」と、先輩の意地の打撃に刺激を受けた様子。ただ、今季、新庄ビッグボスの助言もあり、大幅減量で臨んでいる姿に「『ガリガリやな』って」とイジられたことを明かし、「中田さんも外野用グラブ持っていたので、グラブ違いますよ」と、イジリあって親交を深めたようだった。

 一方で中田は目をかけていた清宮の2本塁打に「今日は本当に良かった。自分の間合いで振れていた。正直、清宮はこんな成績で終わる選手じゃないと思っているので、もっともっと活躍してほしいと思いますし、今日のホームラン2本は素直に凄かったなと思います」と、称えた。

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