新庄ビッグボス「交流戦で投げる方と打つ方を」 上原二刀流解禁へ
日本ハム監督の新庄剛志ビッグボス(50)が、交流戦で上原健太投手(28)の投打二刀流を解禁する。16日「今度の交流戦でちょっと見たいなと思って。先発してしっかりと打つ方と、投げる方を。そこからスタートかなと」と話した。
上原はこれまで中継ぎとして1軍に帯同。試合前の打撃など、野手としての練習も平行して行ってきた。交流戦での二刀流解禁へ、12日に出場選手登録を抹消。ファームでDHとして出場を開始した。ここまで13打数0安打だが、実戦テストの段階に入っている。
上原は50メートル5秒台の俊足に、18年6月18日の広島との交流戦でプロ初安打初本塁打を記録するなど、野手としての潜在能力も高い。昨季中に栗山前監督が発案。昨秋の国頭キャンプ中に稲葉篤紀GMから打診され挑戦に踏み切った。
昨年末には、現役時代に二刀流に挑戦した新庄ビッグボスからもSNSでエールを受けた。「『難しく考えるな』ということでした。『ピッチャーだったら芯を外して、バッターだったら芯に当てる。それだけでいい』みたいなことを言っていただいて」と明かす。
指名打者制のないセ・リーグ本拠地での交流戦は、二刀流開始のちょうどいい舞台。新庄ビッグボスは「もし抑えてガーンガーンと放り込んだりタイムリーとか打ってくれたら、『お、ちょっと、今度はDHで使ってみたいな』となる。パンチ力はあるから。あとは打つだけでなく小技とかエンドランとかを」と期待を大きく膨らませていた。